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2017.01.23 Monday

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2011.03.06 Sunday

交通安全ステッカーの改良

 前回の交通安全ステッカーの記事に書いたことと重複する部分がありますが、
交通安全ステッカーが廃れてきているのには以下の理由があるものと思われます。

1:一度貼ってしまうと飽きたり、褪色しても剥がすのが面倒。

2:近年の曲線的なデザインの車体に貼るとシワが出来やすい。

3:デザインが派手で、古臭い(そこがいいんですが)。

これらの理由によって需要が落ち込んだステッカーを授与品リストから外す寺社も多いようです。

しかし売れない理由を考えて、商品をよりよいものにするのも一つの方法です。
以下にその代表的な改良例を4つ、挙げてみましょう。

もちろん私の憶測によるものですので、その辺はあしからず。(ただし、聞き取りが憶測の元にはなっていますが。)

・楕円化
一番多いパターンが「楕円化」です。
シールを楕円形にしてイラストの部分を減らすか、無くすかしてテキスト中心のデザインに変更し、あっさりしたものが多いようです。色には、モノトーンや青を始めとした落ち着いた色が採用されることも多いです。
少なくとも15年前からは存在していることが分かっています。

デザインを使いやすいものにすることで商品に魅力を持たせようという方向性の中で、「楕円化」は極めてよく採用されている方法です。車のイメージを損ねないシンプルなデザインがよく見られます。

・樹脂化
「楕円化」と同時に施されることが極めて多い改良が「樹脂化」です。専門用語的には樹脂盛(ポッティング)ステッカーという種類になるようです。シール表面に数ミリ厚で、弾力のある透明な樹脂が乗っているものです。

これは主に表面の保護や褪色防止の効果が期待されるようですが、緩やかな曲面部分であればシワなくシールを貼ることができるようになる利点もあるようです。

とはいえ従来のデザインのまま「樹脂化」に至ることは少ないようで、前述したとおり大体が「楕円化」と同時に施されます。


写真は加賀一の宮・白山比弯声劼里發痢(クリックで拡大)「楕円化」「樹脂化」の例としては典型的なものです。

・マグネット化
一度貼ってしまうと剥がすのに手間がかかるという弱点への対策です。間違った角度で貼ってしまったり、シワがよったりという悲劇も起きません。

「楕円化」「樹脂化」程ではありませんが、これも度々見かける改良の一つです。「樹脂化」と同様、デザインの改良に伴って、ということが多いのではと思われます。
弱点としては金属の部分にしか付けられないということと、あとは磁力の低下による脱落が考えられます。

特に個人的な感想としては「楕円化」「樹脂化」よりも早い時期から方法として存在しているように思われます。

伊豆の古社・三嶋大社のもの。写真ではわかりませんが「マグネット化」が施されています。

・小型化
消極的ながら結構効果がありそうなのがこれ、「小型化」です。基本的に8cm位の直径であることが多い交通安全ステッカーですが、直径5cm前後のサイズにしてしまうものです。

旧来のデザインのまま、小さいサイズを併売する寺社も結構見かけますし、小さいサイズのみの扱いとなる所もあります。

写真は熊野三山・熊野速玉大社のもの。こういったセット売りをする所も多いです。

以上の4つ、またはその組み合わせが交通安全ステッカーの変化のほとんどを占めるもののように思われます。
他には、カラーパターンやデザインを複数用意する方法などがよく見られます。

これらの変化が実際に、交通安全ステッカー離れに歯止めをかけることができているかどうかは分かりません。デザインの変化・多様化によるとっつきやすさはあると思います。

変化として書きましたが、従来の授与品に交通安全ステッカーを持たなかった寺社が新たに交通安全ステッカーを作った場合も、そのステッカーは上記の4パターンに当てはまるものになる場合が多いのではないかと思われます。


交通安全ステッカーを収集・鑑賞(少し大げさ)する私のような人間にとっては、最近のデザインの変更は、全体の方向としては各ステッカーの個性を失わせる方向に進んでいるように感じています。それぞれのステッカーはそれぞれの寺社の特徴を表現しているものであって欲しいのものです。

旅先の神社や寺院で交通安全ステッカーが売られていないことを知ったときの残念さや、楕円化されたテキストだけのステッカーを目にしたときの「昔はどんなデザインだったんだろう?」という気持ちが、聞き取りをしたり、こうした記事を書くきっかけになっています。

交通安全ステッカーは緩やかに消えていく過程にあります。少なくとも私はそう考えています。
できる限り多くのステッカーに会っておきたいものです。

【交通安全ステッカーの記事一覧】
http://kotori4126.jugem.jp/?eid=173


 

2017.01.23 Monday

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