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2017.01.23 Monday

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2013.05.14 Tuesday

田中の勝軍地蔵


長野県東御市にある、しなの鉄道田中駅から東御市役所方面に向かって100m程坂を歩くと、
すぐに北国街道の宿場町、田中宿の面影を残す田中商店街との交差点に出ます。

その北東の角に立派な石造物が置かれています。
鎧兜で馬に乗り、波の上を行く姿が素朴ながら美しく描かれた石像です。
全体に丸みを帯びた感じも親しみやすいと思います。

設置された案内によると、移転はしているが本来の位置近くに安置したとのこと。
こうやって辻に置かれるのは実にふさわしいと思います。

 勝軍地蔵は火伏せで有名な京都の愛宕神社の神様、
愛宕権現の本当の姿とされた仏様で、愛宕信仰に付随して全国的に見ることができます。
田中宿でもこの像のことを愛宕様と呼んでいることがあるようです。
というか、愛宕様が地元では普通の呼び名なのではないでしょうか。


後頭部はスコンと絶壁ですが、背中の銘文はくっきりと見えます。

銘文は1786年。
宿場として栄えていた田中宿が大規模な土石流によって
壊滅的な被害を受けたという1742年から、44年後の建立です。
1761年には、失っていた本宿機能も復活したとのことですから、
町は立派に立ち直っていたのかもしれません。


横から見ると波の表現の巧さが光ります。
甲冑で騎乗するのは勝軍地蔵で一番多く見る姿ですが、
波を台座にしているものは珍しいと思います。

見たときは火伏せの神だから水に乗ってきているのだろうと思っていましたが、
水害からの復興という建立時期を考えると、
むしろ荒波を乗り越えて進んでいるように見えてきます。


川に向いて立つ姿も良いです。
今は駅の方から来るものを迎えているようにも見えます。

勝軍地蔵の賽神的側面を、その音からシャグジに結びつける向きもあるようです。
地蔵そのものはシャグジと結び付きが深いとは思いますが、勝軍地蔵はどうなんでしょう。
少なくともここの勝軍地蔵の見た目からはその気配を感じることはできません。

田中の勝軍地蔵(愛宕様)はここです。

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