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2013.02.06 Wednesday

谷中の日荷堂

 上野から谷中の方に歩いていくと、延壽寺という日蓮宗のお寺があります。
散歩の時に偶然出会ったお寺ですが、足の健康を願う絵馬がある旨の案内板が出ていたので興味が湧き、
参拝させてもらうことにしました。

お堂の前のタイルがハイカラです。


ここでは日荷(にちか)という日蓮宗のお坊さんが、足にご利益をもたらす神様として祀られています。

この人はかつて横浜から山梨の山奥まで、仁王像二体を背負って、
三日三晩歩き通したという、強力伝というか、強脚伝の持ち主だったようです。

その像を祀るのがこの延壽寺にある日荷堂で、絵馬もお堂の中にありました。


わらじや下駄といった履物の絵馬が沢山掲げられています。


それ自体も興味深いものでしたが、他にも目を引かれるものがありました。



お堂の中心、天井からたくさんの紙垂(しで)が下げられ、その中心には「天」の文字があります。
さらに賽銭箱の目の前には鏡が置いてあります。


紙垂はしめ縄や、お祓いの時などに振る棒(おおぬさと言う)などに付ける、紙を切ったものです。
神聖なものや、それとのつながりを示すときに使われるものです。

「天」の字は、神棚などの上の空間を人が行き来するような場合に、
神様に失礼が無いように天井に貼り付けると聞いたことがあります。
「雲」「空」などの字になることもあるようです。
ただ、外から見た限りではお堂に二階はなさそうでした。

鏡は天照大神の象徴としてよく神道で祀られるものです。


神垂に「天」の字、鏡はすべて神道でよく見られるものなので、
このお堂の中はかなり神仏混淆しているように感じ、個人的には好ましく感じました。
お堂は火災などを経て明治44年に再建されたものとのことです。

あまりお寺を沢山参拝しているわけではないのですが、
これだけはっきり混ざっているように見える所は結構珍しいのではないでしょうか。

場所はここです

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