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2017.10.24 Tuesday

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2012.10.22 Monday

お札・交通安全ステッカー・お守り

 交通安全ステッカーはお守りでしょうか。お札でしょうか。
そう考えてみると、私はお札とお守りの違いもよく知りません。
いい機会なので調べたことをざっくりまとめておくことにします。

広島県の銭湯に貼られたお札。
切札と呼ばれる一枚紙のもの。
木野山神社は岡山の狼信仰の中心地で、
近年では流行病などにご利益があるとされました。





 お札は木や紙に神仏の名前や姿、祝詞や経文、祈願内容などが書いてあるものです。
病気や事故といった災いを退けたり、 代わりに引き受けてくれるように祈祷されていることが多いようです。
お札の内、家や店などではなく個人を守るために持ち歩けるようになっているものを守札、
いわゆるお守りと呼びます。
身に付けるためにお札が簡略化、小型化されたものと言うことができそうです。

以上のことからお守りは広義のお札の一種、と考えることが出来ると思います。
お札とお守りをはっきり分けて並べる寺社もあり、それぞれの授与所まで分ける所がある一方で
神主・僧侶によっては両者をまとめてお守りと呼んでいたりと、
お札とお守りのさかいめについては寺社や、そこに仕える個人でも認識に違いがあるようです。

出雲大社の交通安全ステッカーは
左のお守りとセットでしか買うことができません。
お札が傷付きにくいようにビニールで覆い、
ぶら下げやすいように紐がついています。

 ここで最初の「交通安全ステッカーはお札かお守りか」という疑問について考えてみます。
複数人数が入る場所に貼り付ける、一枚物であるという点はお札に近く、
持ち歩く、ということと簡易な表記(大抵は寺社名と「交通安全」などの記載のみ)は
お守りに近いものと考えることができます。
両者の特徴を併せ持つ、グレーな性格が交通安全ステッカーにはあるようです。
ただ、寺社で授与するもので、お札のみを「伝統ある形式を守っている正式なもの」と狭義で括るなら
それ以外のもので祈祷を受けているならお守り、祈祷を受けていなければグッズ、と分けることができます。
この考え方でいくと「伝統的な形・素材ではないが祈祷を受けている」ということで
ステッカーはお守りと考えることができます。

憶測を重ねてみても、交通安全ステッカーがお札かお守りかという疑問は消化しきれません。
組織によっては厳密に規定している所があるかもしれませんが、
そういった組織以上の単位での共通の決まりが無さそうだからです。
最大勢力と思われる神社本庁ではどう考えているのか知りたくもあります。

 最初にお札を車に貼り付けたのが誰か、といった交通安全ステッカーの起源を探るのも楽しそうです。
瀬戸内をはじめとした関西の港では金毘羅様の旗をつけている船が多く見られますし、
全国的に見ることができる舟玉信仰も船の神棚と考えればステッカーを生む土壌となっているかもしれません。
記事にしたら面白いでしょうが、かなりの手間がかかりそうです。




2012/11/12追記:古い広辞苑を引いてみました。広辞苑では全く区別が無いように見えます。
参考までに広辞苑第三版より引用します。


おふだ(御札):神仏の守り札。護符。神符。

おまもり(御守)→まもりふだ(守札):神仏の霊がこもり、人を加護するという札。
社寺から請い受けて身に帯びたり門戸に貼りつけたりする。おふだ。おまもり。護符。

ごふう(護符・御符・御封):神仏が加護して種々の厄難から逃れさせるという札。
紙に真言密呪や神仏の名・像などを書いたもので、肌身につけ、また、飲んだり、壁に貼りつけたりしておく。
まもりふだ。護身符。護摩符。おふだ。

ごまふ(護摩符):護摩を焚いて、仏に祈って作った守り札。
 

【交通安全ステッカーの記事一覧】
http://kotori4126.jugem.jp/?eid=173


 
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