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2017.01.23 Monday

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2015.05.12 Tuesday

目黒区東光寺の田の神群

 目黒区の東光寺には、沢山のタノカンサーが並べられています。殆どが置物として製作されたもののようですが、住職の話だと「どれかは覚えていないがお祀りされていたものもある」とのこと。
本堂に向かって右手の庫裏の方に回ると、石の置物が沢山置かれています。プライベートっぽい空間ですから、見せてもらう時は一声かけた方がいいと思います。

この画面内だけで8,9体程の田の神様がいます。中々のコレクションです。

一番大きな田の神様が一番気になります。摩耗の激しさも手伝って、これがお祀りされていたものではないかと思いたくなります。
後ろにいるやつも気になりますが。


となりの小さな田の神様もかわいらしい。


高さは1m以上あります。


どこを向いても田の神様がいます。これほど密集している場所は初めてです。




ちょっと怖い感じの田の神様。


一番左の田の神様には乳房らしきものがありますね。


ほとんどの田の神様は性神の形を忠実に表しています。


柵の外側、本道から見える位置にある田の神様もいます。




本堂脇にも苔のヒゲを生やした小さな田の神様。東光寺には私が見つけただけでも14体の田の神様が置かれていました。



そういえば承教寺にも居た人がここにも。



東光寺の田の神様達はここにいます。

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2015.05.11 Monday

新潟市街地、古町の弘法大師像(弘願寺)

地名そのままに歴史ある新潟の古町に、弘法大師の頭が突き出しています。


9mちょいあるという、弘願寺の弘法大師像です。土台を含めるともう少し高さがありそうです。


昭和44年(1969)に建てられたということらしいんですが、その前にはストリップ劇場があったそうです。ストリップ劇場とお寺の所有者はどうやら同一の人だというのが興味深い所で、商売から善行への転換はいろいろ思うところがあったんでしょう。




弘願寺の場所はここです。

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2015.05.05 Tuesday

太田の権現様

 千葉の佐倉に夥しい性神が奉納されている神社があるということで行ってきました。佐倉市太田の熊野神社、通称「太田の権現様」です。

台地の上にある、歴史のありそうな落ち着いた集落内に目指す熊野神社がありました。

裏手に回ると、奉納品を収める祠があります。格子窓にはぎっしりと御籤?のようなものが鈴なりに結び付けられています。


中をにはかなりの数が納められています。所狭しとはこのことでしょう。


中にはかなり古そうなものもあります。刻印を持つものもありました。




子宝祈願が成就した場合、ここに男根を納めるということのようなんですが、良縁を祈願する強烈な絵馬などもあります。子宝祈願に男根を奉納するパターンもありそうですし、定番パターンの「性神を持ち帰り、子宝を得たら追加の性神と共に改めて奉納する」も、もしかしたらあるかもしれません。


すりこぎを加工するのがお手軽なやりかたのようです。未加工のものも見られました。


中には金属製のものもありました。川崎の金山神社を思い出します。


おもちゃの電車を使った絵馬もいくつか見られました。



太田の権現様の場所はここです。

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2015.04.28 Tuesday

村上市内の九品仏

村上の町で露天市を見ようとうろついていると、満福寺というお寺の入口で良い石仏が目に入りました。
頭が大きくて変わった印を結んでいて、柔らかい表情のせいかとても親しみが湧きます。蓮華座の下には「上品中生阿弥陀仏」と彫られていました。


仏様にふさわしい表現ではありませんが、かわいらしいというのがしっくりくるように思います。


背中もまた良し。


いいものを見たなあと思っているとすぐ近所の善沢寺門前にも似た阿弥陀仏がいました。土台には「上品上生阿弥陀仏」とあります。


さらに街中を動き回っていると、安泰寺というお寺で立っている阿弥陀仏にも出会いました。「下品上生阿弥陀仏」です。全体的に造形がよく似ています。


帰ってきてから検索してみると村上市観光協会のサイトに「九品仏」としてこれらの仏像の紹介がありました。→リンク
「珂碩上人(かせきしょうにん)が寛永12年(1635)の出家直後に発願したもの。」
「宝暦8年(1758)頃から宝暦10年頃にかけて、城下の安寧と藩主内藤信成侯150回忌のため、城下の要所に建てられた石仏。」
とのこと。極楽の九つの階層を示すという九品仏は、九体それぞれが違う印を結んでいるそうです。

 像容がおしなべて好みなんですが、石工は同じ人なんでしょうか。満福寺の「上品中生阿弥陀仏」の土台には石工の筆頭に「市右衛門」と刻んでありました。残り六体の九品仏を含め、この人(達?)が彫った他の像もぜひ見てみたいものです。

満福寺 上品中生阿弥陀仏

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善沢寺 上品上生阿弥陀仏

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安泰寺 下品上生阿弥陀仏

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2015.04.27 Monday

佐倉市太田の道標

 佐倉で自転車を借りてのんびり走っていると、絵に書いたような分岐に、まんまと道標がありました。


秩父三十四観音霊場を巡ったという記念の巡拝供養塔で、「右 佐倉停車場道」「左 寺崎道」とあります。大正9年のもののようです。紙垂を挿したような跡もあります。


回り込んでみると古い道標の目の前に建てられていることが分かりました。極端に近くに寄せられています。
何て書いてあるのか分からずに調べてみると、「千葉県の道標」というサイトの「佐倉市道標一覧表」に詳細なデータがありました。それによると後ろの道標は文政5年(1822)の秩父三十四箇所の巡拝供養塔で、「右ハ**成田道」「左は寺崎さくら道」とあるとのこと。

それにしても近い..

場所はここです。

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2015.04.14 Tuesday

甲府盆地の道祖神


 東京から見ると甲府はそれほど遠くはないというか、近過ぎてあまり馴染みがない土地でしたが、先週末にちょっとだけ行ってきました。

ずいぶん前に山梨市牧丘町杣口の大きな石棒(→記事)を訪ねた時にも思ったことですし、よく言われることでもあるんですが甲府周辺はとても道祖神が多い地域です。特に丸い石を祀る事が多く、ちょっと歩くだけでも沢山の丸石と呼ばれる道祖神を目にすることができます。

自然石ばかりですが、中には写真のようによく磨かれたものもあります。「基壇を設けてその上に丸石を安置」が基本ですが、沢山の丸石が積まれていたりすることも多く、スタイルは様々です。


このように器用に積まれたものも見かけました。

 大井俣窪八幡神社から少し山の方に入ってみたんですが、平地から離れると丸石以外の石造物が増えてきます。双体道祖神や地蔵などをよく見ることができました。

それほど大きくありませんが(高さ40cm程)、結構奥行きのある石に彫られた双体道祖神。石祠状に屋根が乗っていたのかもしれません。


一石六地蔵に日月が彫られており、月待講によるものと思われます。地蔵の上にいるのは誰でしょうか。


石祠の中に丸石が納められているものもありました。写真からでは分かりにくいですが、屋根の部分は盃状穴が凄まじく、深い溝になっています。


 他にも養蚕の神様である蚕影山(こかげやま)神社の石塔もよく見かけました。今回だけの印象ですが、山寄りに多かったのではと思います。

丸石道祖神など種類ごとの分布や、養蚕や現在のぶどう畑などの分布を地図上に重ねてみたら面白そうです。



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2015.04.13 Monday

さかいめの記事一覧

 「さかいめ」カテゴリ内の記事は以下の通りです。性神の記事が圧倒的に多くなっています。

 
神津島の集落・道祖神マップ : A3用の神津島地図


秋田県湯沢市岩崎の巨大カシマ様 : 人形道祖神の代表格

大館市雪沢周辺のドンジン様:人形道祖神の多様性、一つの到達点

能代市鶴形のショウキ様:かなり尖った人形道祖神

大館市粕田字粕田のニンギョウ様 : 大きな手を広げた人形道祖神の男神と女神、そして岐神

秋田県湯沢市皆瀬地区のカシマ様 : かわいらしくも力強い、石と藁の人形道祖神

風袋様(かざぶくろさま)-福島県石川郡浅川町福貴作 : 愛嬌抜群の人形道祖神


弓削神宮と弓削法皇社 :現在進行形の呪術空間

阿蘇下田城の石灯籠と縁結びの石 :「男性を表している石灯籠」について

小和田本宿郷の双体道祖神 :露骨だがあたたかい

千葉県長生郡長南町 熊野(ゆや)の清水の男根型双体道祖神 :平成22年生まれの性神

世田谷区大蔵の田の神 :東京タノカンサー

池袋水天宮の田の神様たち :東京タノカンサー

八王子市散田町 高宰神社の田の神さま :かなり崩れてしまった田の神さま

二子玉川、246号線沿いの田の神群  :田の神様が井戸端会議

成宗白山神社の田の神 :隠れるように

北沢川の大石棒:2009/5/1訪問 :巨大石棒

牧丘町杣口の石棒と丸石:2009/4/30訪問 :巨大石棒

喜多見氷川神社の石棒 :色白ハンサムな石棒

千葉県君津市宿原 三島神社の石棒 :きのこっぽい先端の丸みが特徴的

大石神社の生きた性神 :生木から生える男根。性神関係の記事で一番見てほしいのがこれかもしれません。
大石神社の性神が進化している : 二年間の間に多少の変化がありました。

余目の妻神(さいのかみ)社 :狛男根

ふけの湯の金勢様と牧野富太郎博士

俵山温泉近く・麻羅観音 :林立する男根

秋保神社の子宝和合の神 :自然な祀られ方

伊豆稲取・どんつく神社 :つややかな男根神輿

山形県小国町 大宮子易両神社の和合宮(和合寝殿) :川を遡った男根石

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マキリ :いわゆるマキリ(包丁)について

甲府盆地の道祖神 :甲府盆地のさわり

三猿のような彫刻を持つ石造物 :石森/山梨岡神社参道入口の石造物について

君はだれ? :見たこともない石造物

櫛田神社・おたふく・節分 :博多の節分におたふくは外せないようです

松本橋脇の石祠

新鳥栖駅近くの石幢(せきどう)

左の目神社

左の目神社参道の神様たち

遠州・庚申寺の山門

神津島の庚申堂

谷中の日荷堂 : 紙垂の中央に「天」

半僧坊真殿の千社札(前) : 特攻隊慰霊の千社札

半僧坊真殿の千社札(後) : 大鵬の千社札

武蔵御嶽山の邪鬼
 
田中の勝軍地蔵 : 宿場の盛衰を見守る美しい石仏

神津島の秋葉神社と愛宕神社 : 未踏の神社



 
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2015.04.06 Monday

三猿のような彫刻を持つ石造物


 石森山つつじ公園にある山梨岡(石森山)神社参道入口にある石柱状のものなんですが、三猿のようなものが彫られています。ほかに刻印が無いようなので分かりませんが、ちょっと不思議です。今にして思えば鳥居の脚のように見えますが、反対側に似た作りのものは無かったような気がします。

20150414追記
向かい側の石造物も写真がありました。これもまたよく分かりませんが、何らかの像の下に三つの出っ張りがあり、一番左は鶏のように見えます。こちらも土台がやけに立派です。


山梨岡神社参道入口の石造物はここです。

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2015.02.09 Monday

千葉県君津市宿原 三島神社の石棒

 千葉の三島湖脇、三島神社には石棒があるとのことで、ずっと気になっていましたがようやくお目にかかることができました。真新しく舗装し直された道から立派な杉の並ぶ参道を抜けていくと、拝殿脇に鎮座しています。

右に青面金剛と思われる庚申塔、そして左にはくりぬいた石の中に収められている石棒です。周りには木で作った男根が奉納されていました。

鉄の棒で持ち出せないようになっている石棒は膝くらいの高さで、亀頭部分の半球に近い造形は洗練を感じますが、同時にかなり古そうな印象を受けます。


先端部分と天井との隙間には硬貨が差し込まれていました。こうしてアップで見てみると改めて造作の良さを感じます。


後ろから見たところです。覆いになっている岩もなかなか凝ったものを使っています。いつごろ作ったものなのか、銘を見つけることはできませんでした。


この三島神社では九月下旬の祭礼時、源氏ゆかりの古武術の奉納と獅子舞が行われるようで、「三島の棒術と羯鼓舞」として千葉県の無形民俗文化財に指定されています。お祭りの時に石棒について聞いてみるのもいいかもしれません。

三島神社の石棒の場所はここです。

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2015.02.09 Monday

神津島の庚申堂

神津島の案内図などに載っている神社は道が荒れていて到達が難しいことがあります。
例)神津島の秋葉神社と愛宕神社 http://kotori4126.jugem.jp/?eid=249

昨年の神津島訪問時に、まだ行ったことのない物忌奈命神社の裏山にある庚申堂に向かってみました。観光案内所の話ではもしかしたら道が悪くなっているかもしれないとのことでしたが、細道を辿って庚申堂にすんなりたどり着くことができました。
下の画像はGPSのログなどを元に庚申堂までの道を新規追加して昨年秋に公開した神津島マップの一部です。


神津島酒造脇の石段を上り、森の中の道を登っていくとあっという間に庚申堂が見えてきます。


庚申堂のすぐ裏手には本殿のように石祠がありました。中に鏡が置いてあるようです。


庚申堂の脇には破損した「庚申堂(御殿山)」の標柱が置いてありました。この表現は観光協会の案内図でも見覚えがあります。

道は庚申堂の前を過ぎてすぐ駐在所方面に下っていきそうな道と、物忌奈命神社の方へ下っていきそうな道に分かれていましたが、この時は時間が無くて追いかけることができませんでした。庚申堂裏の稜線にも道があるようですし、以前歩いた庵屋堂へ向かう峠にも沢山の踏み跡が集まってきていました。一度この周辺の山道は確認しておきたい所です。


【神津島関連記事一覧】
http://kotori4126.jugem.jp/?eid=317





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